犬の尻尾が下がる理由とは?!気持ちの表れだけじゃない!実は病気のサインかも

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見上げる犬犬の病気

見上げる犬

 

犬にとって尻尾は、ボディーランゲージとして他者に感情を表す重要な部位です。

 

愛犬が尻尾を振りながら寄ってくる姿は飼い主にとって、

とても可愛くてたまらない瞬間ですよね。

 

しかし、そんな愛犬の尻尾がいつも以上に下がっていると感じたことはありませんか?

 

今回は犬の尻尾が下がる原因について詳しくまとめました。

 

犬の尻尾が下がる2つの理由

寝ている犬

 

犬の尻尾が下がる理由は大きく分けて2つあります。

不安や恐怖の表れ

によるものと、

『体調不良』

によるものです。

どちらも尻尾の動きを通して伝えられる大切なサインです。

 

それぞれ具体的にどうような違いがあるのかを確認していきましょう。

理由その① 不安や恐怖の表れ

 

犬は言葉を話してコミュニケ―ンがとれない代わりに、尻尾を使って感情を表現します。

 

尻尾を脱力させ、だらんと下げているのはリラックスしている証拠なので特に心配はいりません。

 

しかし、

尻尾を下げて硬直し、後ろ足の間に丸め込むようにしている

のは不安や恐怖の表れです。

 

例えば、

『強い犬に対しへりくだるとき』
『動物病院に連れてこられたとき』
『虐待などの精神的トラウマがある』

などの理由が考えられます。

理由その② 体調不良

 

不安や恐怖の対象となるものが無いにも関わらず、ずっと尻尾が下がっているのは、体調不良によるものと考えられます。

 

このような仕草が見られたら危険信号です。

『元気がない』
『お尻や尻尾周りを異常に気にする』
『尻尾を触ると痛がる』

などの異変がある場合は病気やけがの可能性が高いので要注意です。

 

異変に気づいたら早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

尻尾が下がっているときに考えられる病気

検査する犬

 

尻尾が下がっていることで考えられる病気はいくつかありますが、中には日ごろのケアや生活環境で予防できる病気もあります。

 

飼い主がきちんと愛犬の健康管理をしてあげることも重要なポイントです。

 

では、尻尾の病気として考えられるものを見ていきましょう。

 

肛門嚢炎(こうもんのうえん)

犬のお尻

 

肛門嚢(こうもんのう)とは、犬の肛門付近にあり、肛門腺から作られた分泌液を蓄える為の袋状の器官のことです。

犬同士がお尻を嗅ぎ合って挨拶をするときに、この分泌液を嗅ぐことでお互いのことを確認し合ったり、排便時に一緒に分泌液を出すことでオス犬のマーキングの役割も果たしています。

 

【原因】

肛門嚢管(こうもんのうかん)の目詰まりや肛門腺絞りのケア不足が原因で、
肛門嚢に溜まった分泌液が排出されず、細菌感染などを起こしてしまう病気です。

 

【症状】

  • お尻を気にする
  • お尻を床に擦りつけて前進する
  • 肛門周辺の腫れ
  • 痛がる
  • 排便をしない 

などがあります。

 

【治療】

肛門腺を絞り、溜まった分泌液を排出してあげます。

その後、投薬を行い滅菌していくのですが、肛門嚢の自壊や破裂などの緊急事態には外科治療を行う場合もあります。

 

【予防】

肛門嚢炎の予防は定期的な肛門腺絞りのケアをして分泌液を出してあげることです。

肛門腺絞りは自分でも行えますが、排出される分泌液の臭いは強烈で、上手に絞り出すにも少しコツが必要です。

自信がない方は、動物病院やトリミングサロンで定期的にケアしてもらうのがおすすめです

肛門嚢炎は小型犬や老犬に多い傾向があります。

 

犬の体質によっても異なりますが、

肛門腺絞りは月に1度のペースでケアしてあげると良いでしょう。

飼い主が日ごろからきちんとケアしてあげることで予防できる可能性が高い病気です。

 

馬尾症候群(ばびしょうこうぐん)

犬の尻尾

 

犬の脊髄は、腰椎(腰を形成する骨)の上から5番目にあたる第五腰椎で終わり、その先から尻尾にかけて伸びる神経の束のことを『馬尾』と言います。

太い神経が尻尾の先の方へ細く繋がっている形が馬の尻尾に似ていることが名前の由来です。

馬尾症候群はこの神経の束に異常が出ることで体に様々な障害を起こしてしまう病気です。

 

【原因】

先天性後天性のものがあります。

先天性の場合は椎骨の奇形が主な原因です。

後天的な外傷には、椎間板ヘルニア、尻尾の骨折や脱臼、仙尾部外傷などがあります。

 

【症状】

  • 尻尾付近を触ると痛がる
  • 尻尾が動かない
  • 排便排尿がコントロールできない
  • 運動を嫌がる
  • 後ろ足震え

などがあります。

 

【治療】

先天性の場合は自然治癒が困難な為、詳しく検査をした後、神経の圧迫を取り除くなどを目的とした外科手術の治療を行います。

 

後天性の場合、症状が軽ければ投薬と運動制限をしながら神経機能を回復させます。

しかし、痛みが激しい場合や神経障害がある場合には外科手術が適用されます。

 

【予防】

馬尾症候群は、中型~大型犬に発症しやすいのが特徴です。

 

先天性の場合、残念ながら予防法はありません。

後天性の場合は肥満や過度な運動が要因となることがありますので、飼い主がきちんと食事や運動管理を行うことで予防へと繋がります。

 

どちらの場合も早期発見、そして早期治療が肝心です。

異変を感じたらすぐに動物病院を受診しましょう

 

尻尾の脱臼・骨折

骨をくわえる犬

 

犬の尻尾は意外と脱臼や骨折をしやすい部位です。尻尾には様々な形状やタイプがありますが、どの尻尾も『尾骨』という小さな骨が連なった構造になっているのが特徴です。

 

【原因】

  • 落下
  • 圧迫
  • 事故
  • 犬同士のケンカ
  • 老化

などが原因のほとんどです。

人間の脱臼や骨折の原因とほぼ同じです。

 

【症状】

  • 痛がる
  • 腫れている
  • 尻尾が曲がっている
  • 歩き方が不自然・排泄を失敗する
  • 運動を嫌がる

といった症状があります。

 

【治療】

冒頭でご説明した通り、

犬にとって尻尾は感情を表現するための重要な部位です。

その為、尻尾を動かさないように固定することは非常に難しく、脱臼や骨折の場合、治療に時間がかかります。

神経を圧迫するような重度の場合は外科手術を行う場合もありますので、獣医師としっかり相談をしながら治療しましょう。

 

【予防】

尻尾の脱臼や骨折は、

  • 高いところからの飛び降り
  • 人間が不注意で尻尾を踏んでしまう
  • 小さな子どもが無理に尻尾を引っ張る

などが原因で起こることが多い為

とにかく気をつけてあげることが大事です。

 

外でも他犬とのトラブルや、事故などに巻き込まれないように安全を心がけてください。

特に小型犬や老犬は注意が必要です。

脱臼や骨折は早急な処置が必要な場合もあるので、
異変があればすぐに動物病院を受診しましょう。

 

椎間板ヘルニア

可愛いコーギー

 

犬の背骨と背骨の間にあるクッション材のような役割を持つ組織を『椎間板』といいます。

 

『椎間板ヘルニア』とは

その椎間板が何らかの原因により潰れて変形してしまうことで神経を圧迫し、痛みが生じる病気です。

 

【原因】

  • 肥満
  • 過度な運動
  • フローリングなどの足腰への負担
  • 階段の上り下り

などが原因になります。

 

【症状】

  • 痛がる
  • 運動を嫌がる
  • 排尿がコントロールできない
  • 後ろ脚の麻痺 

などの症状があります。

 

【治療】

軽度であれば投薬や運動制限などで経過観察を行いますが、

重度の場合は外科手術が適応されます。

 

椎間板ヘルニアを発症すると、
車いすが必要になることも少なくありません。

 

また、脊髄軟化症を起こすと

最悪の場合命を落とすこともあるため

早急に治療が必要となります。

 

【予防】

椎間板ヘルニアを起こしやすい犬種は、

  • ダックス系
  • コーギー
  • トイプードル
  • ペキニーズ

などが挙げられます。

 

予防法として

  • 肥満にさせない食生活
  • 床に絨毯やマットを敷く
  • 階段の上り下りをさせない

など、足腰に負担を掛けさせないように飼い主の徹底した管理や対策が必要です。

愛犬の尻尾が下がっていると感じたら

元気のない犬

 

愛犬の尻尾が下がっているとき、

まずはその理由を判明させることが重要です。

 

不安恐怖心からなのか、体の不調なのかをしっかり観察しましょう。

前者の場合は、飼い主がその原因となるものを可能な限り、取り除いてあげましょう。

 

愛犬が一番安心できるのは飼い主のそばです。

 

寄り添って『大丈夫だよ』と優しく声をかけるなどして愛犬を落ち着かせてあげましょう。

 

後者の場合、見た目だけでは原因がはっきりしないことも多いため、

早めに動物病院を受診することが大切です

 

愛犬からのサインを絶対に見逃してはいけません。

まとめ

元気な犬

 

犬の尻尾が下がる原因には

感情の表れ病気のサイン

の2つの要因があります

 

飼い主が、普段から愛犬とコミュニケーションを取り、きちんと様子を観察していれば、異変にはすぐに気がつくでしょう。

 

尻尾が下がる理由が精神的なものではない場合には
病気のサインである可能性が高いため、

早めに動物病院を受診することをおすすめします。

 

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